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2025-02-17 20:39:00
マジシャンラッキー片山クロニクルその2
サラリーマン生活も7年8年経ったころ、ある話が舞い込んできました。とあるマジックバーに後輩が関わっており、未曾有のマジシャン不足でなんでもいいから手伝ってほしいとのこと。一回断りましたが、気が変わって5分後に快諾。大阪はミナミにあるとあるマジックバーで働くことになります。
平日は会社勤め、週末はマジックバーのダブル生活の開始です。今でいうところの副業ですが。
お客様の前に立って、気づきました。お金をもらってマジックをみせるということのハードルの高さを。今まで、友達や家族の前でマジックを披露することはよくありました。しかし、お金を払ってもらって、その対価としてのマジックを披露する経験は皆無だったのです。普段あまり緊張しない私ですが、最初はなんだかよくわからない恐怖感で頭がいっぱいでした。当然、手はプルプル震えます。初めてお客様から大喝采をうけた時の感動は何物にも代えがたい経験でした。さっきまで手が震えてたのに、今度は鳥肌がブワーみたいな。
その生活は半年間ほど続きました。その半年間のマジックの猛練習っぷりは・・・。ほぼ不眠不休でした。その甲斐あって、マジックも安定してウケるようになっていきます。当然手も震えません。そして、思い立ちました。会社辞めようーっと。そして、本名でマジックしていたので、新たに芸名をつけることにしました。「ラッキー片山」の誕生です。
約8年ほどそのマジックバーに在籍してました。その間に、マネージャーになって店を運営したり、催眠術を習得したり。残念ながらそのマジックバーは閉店してしまいましたが、ラッキー片山は独立して、大阪のミナミ、心斎橋なんばにマジックバー「バーマジックスーパーラッキー」を開店します。そして5年とすこし、今に至ります。